ラクダ家初のビーフシチュー!!!
2007年 06月 15日
昨日ラクダ夫が言った。
「そのビーフシチューのルーさあ、賞味期限切れてるから使わないと。」
「ああ、そうだねえ。ビーフシチューなんてうち牛肉ないから作らないもんね。」
そうなのだ。
ラクダ家は牛肉を買わないからビーフシチューが食卓に上る事がありえないのだ。
別に牛肉が嫌いなわけではない。
高いのと豚や鳥に比べて汎用性がないから月に一度の肉のまとめ買いの中に入らないのだ。
「今から肉買って来るか。」
とラクダ夫。
「じゃあ今日はビーフシチュー?」
「ビーフシチューが美味いのはスネ肉なんだよ。スネ肉は固いから赤ワインに一晩つけてから半日は煮込まないといけないから今日食べるのは無理。」
はあ。さいですか。
ラクダ夫は肉屋にいたことがあるのでこういうことにはやたらに詳しいのだ。
「でも赤ワインどうする?一本あけても飲みきれないよ」
と、らくだ夫。
「いいじゃん白ワインなら料理用のがあるし日本酒だってあるし」
と、私。
「でもビーフシチューは赤ワイン・・・」
はあ。うるさいなあ。いいじゃん別に市販のルー使うんだから。
「じゃあ安いの買う?うちにも赤ワインあるけどいいやつだからもったいない・・・
あったよここに!ハーフボトル。これでいいじゃん良かったねえ。」
「でもこれだけ一人で飲めるかなあ。」
なんだよ赤ワイン赤ワインってうるさいくせにハーフボトルくらい飲みきれよ!
「料理に半分くらい使うから大丈夫だよ。だってハーフボトルだよ?」
なんじゃかんじゃいいながら肉を買いに行った。
ラクダ夫が買ったのはスネ肉500g。
見たことのない量だ。これを一回で使うの?!
しかも肉の値段は500円!!!
一回に500円分も肉を使うなんてラクダ家初だよマジに!!!
嬉々として肉のかたまりを切り始めるラクダ夫。
「じゃあこれをワインに漬けておいて。明日昼の2時位から煮始めれば丁度いいから。」
はあ。わかったわかった。
で。
作りましたよ昼の3時半頃から!!
煮たのは4時頃からだけど。びみょーに言いつけ守ってないし。
コトコトコトコト・・・・・・。
牛肉って灰汁がすっごいいっぱい出るのね~。
長らく使ってなかったからびっくりしたよ。
ひたすら灰汁を取る。
ダメだ全然取りきれない!
最後には茶漉しですくい始めた。 なんだ、最初からコレでやればよかった。
コトコトコトコト・・・・・。
あまり煮すぎても野菜が煮崩れると思い、1時間ぐらい煮たところで火を止めて寝かせる。
一時間ぐらいしたら少しルーを入れてまた30分位煮て、また火を止めて寝かせる。
ラクダ夫が5時ごろに帰ってきてから残りのルーを入れて15分ぐらい煮てまた寝かせる。
今日は天気がよかったから山ほどリネン類を洗って、布団を干して、家具を移動してまで家中の掃除をしてホコリを取り、カーテンと座布団まで洗って、2時間ぐらいかかる作業着の洗濯もし、仕事の用事もあって外出もしたからクタクタだ。
ラクダ夫にそのことを言うと
「やっと家事をがんばってやったじゃん。 俺がサラダ作ってあげるよ。」
やっと?! やっと????
やっとかよ!! 今まで妊娠で微熱が続いてたから細かいところまでできなかったけどわたしゃ
ここんとこすげーいっぱい家事やってるんだよ!!!
昨日だって3時間かけて鮎の甘露煮作っただろが!!!
・・・と思ったけど、サラダ作って欲しいので言わずにしばし休むことにした。
A型の彼らしく、几帳面に美しいサラダが出来上がった。
ちなみにドレッシングまで自分で作っていた。
(らくだ家はドレッシングもったいないから買わないので毎度作っている)
「すごいじゃ~ん。このドレッシングどうやって作ったの?」
「適当。 醤油とポン酢とすりゴマとレモンとごま油。ドレッシングなんて自分の好きな味で作るほうがいいよね。」
ラクダ夫、ご満悦である。
で。
ビーフシチュー!
美味かったよ~~~~。
煮始めた頃固かったスネ肉、すっごいやわらか~くなってたよ!
ゆうだいもバクバク食ってたよ。
ラクダ夫、更にご満悦。
「美味いねぇ~♪ これなら弁当に持って持って行ってもいいよ。タッパーに入れてさ。コレとごはんとサラダでいいよ。」
・・・・ホントに入れてやる・・・・。
そんなわけで、
たかだかビーフシチューだけれども、
らくだ家としては大事件だったのである。
↓満腹になっていびきかいて寝ている悠大。
↓ちなみに昨日作った鮎の甘露煮。 見た目美味そうだけどしょうゆが濃すぎた。(涙)
by nokorakuda
| 2007-06-15 20:56
| らくだ家の食卓