節分と言えば…大豆と蕎麦です。
2012年 02月 04日
保育園では節分に間に合うように大豆を煎ります。
寒空に薪の火でパチパチと丁寧に手煎り。園庭に大豆の甘〜い匂いが漂います。
園児も順番にかき混ぜお手伝い。
出来上がった大豆は驚くほど甘いんだそうですが、私たち親の口には入らず残念!
去年も記事にしましたが、この大豆、園の畑で育てたもの。
秋に収穫して、何日もと天日に干して乾燥させます。
そのあと園児たちがみんなでさやから豆を取り出したり、悪い豆を取り除きます。更に干して、更に選別して…
そしてこうして手煎りした豆を、今度はみんなで近所の水車小屋まで行って石臼できな粉にするのです。
出来上がったきな粉はクッキングでお団子を作って食べる…。
種まきから食べるまで、何ヶ月も、何十人もの手をかけて、格別のきな粉を作るのです。
感動するよね!
当たり前のようにこういう経験をして育つ子供たち、素敵です。
節分といえば、この地方では蕎麦を食べます。
御殿場には昔からもてなしや祝い事では蕎麦を食べるのが慣わしで、その蕎麦がまた独特。
擦った山芋をつなぎに使うのです。
この蕎麦、じいじの妹が作ってくれた本格的なみくりや蕎麦。みくりやとは、御殿場のこの地方のことです 。
水は一切使わず、山芋だけで練った蕎麦は、コシが云々の蕎麦とは違い、太くてふわっと柔らかくて、山芋の香りと山芋独特ツルツル感。
さすが手作り、これがまた美味しいんだわ。
外から来た私にはもはや蕎麦の範疇というより山芋料理の印象です。
蕎麦は私、がっつりコシがあるのが好きだからさ。そういう蕎麦を期待してはダメですよ。山芋の食感をお楽しみ下さい。写真、私だけラーメン丼だったなのがなんとも残念(笑)普段は蕎麦用のを使うわよ念のため。
叔母はこの蕎麦を60人前位は平気で作るんだわ。親族に配るんだもの。 年越しそばはもっと沢山。
どれだけ大変か…そう思うだけで美味しさも増すよね。
1枚目の写真は大豆を炒る明日香。
2枚目の水車小屋は、大豆をきな粉にした水車小屋。
水しぶきが凍りついて周りの木が氷の木になってる! 素敵ね。
こういうの、飾りではなくちゃんと使う所が素敵だよね。
そんなわけで、なんと更にもういっちょ節分ネタが続きます。
by nokorakuda
| 2012-02-04 10:59
| 田舎暮らし