命日です
2010年 09月 07日
9月6日。今日は命日でした。
あれから一年。
いろんな思いがよぎります。
私は彼のことが大好きです。
いつも一緒にいたかった。
彼が仕事に出掛ける時は寂しくて、帰って来たら嬉しかった。
カンガルーの赤ちゃんみたいに彼の胸のポケットに入って、どこにでも一緒についていきたかった。
彼が死んで、その願いが叶ったのかもしれません。
「いつも一緒だよ。」
そう信じているし、毎日のようにそうつぶやいています。
彼に会いたい。
いちばんの願いは私が死ぬまで叶わないけれど。
昨日も今日も友達がお墓参りに来てくれました。
昨日はビールを持っていき、一年ぶりにみんなで乾杯しました。
私の友達が遊びに来る日は、いつも喜んでビールを買って冷蔵庫やクーラーボックスいっぱいに詰め込んでくれました。
友達に囲まれてビールを飲むのが好きでした。
お墓の周りの田んぼでは、稲穂が黄金色に揺れています。
あの日のように。
コスモスも咲き始めました。
家の前のコスモスも、彼が死んだ日あたりから一斉にに咲き始めたのでした。
季節はきっちりとまた巡ってきました。
私も子供たちも、あの日のまま止まってはいません。
きちんと自分の足で歩いています。
「おとうさん、だいすき。」
「おとうさん、いつもありがとう。」
子供たちはお墓の前で手を合わせ、おとうさんに話しかけます。
「そうか〜。」
そう言って嬉しそうに子供たちを抱き上げる彼の姿が見えるようです。
大丈夫、私たちは幸せです。
彼がいるから。
「いつも、ありがとう。
これからもよろしくね。」
by nokorakuda
| 2010-09-07 00:59
| らくだ夫